睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは・・・
寝ているときに呼吸が止まり、大きないびきを繰り返す病気です。
SASは様々な病態によって引き起こされますが、「10秒以上続く無呼吸が一晩に30回以上、または1時間に5回以上起こる場合」をいいます。
SASの症状は、「習慣性のいびき」と「日中の強い眠気」
SASは、健康と思われる成人の中にも数多く潜在しています。高血圧、不整脈、心筋梗塞などの循環器疾患や夜間突然死との関連も指摘されています。 また、日中の眠気による交通事故や労働災害、仕事の能率低下など、きわめて重大な社会問題を引き起こす病気です。
以下の問いに答えて、合計点数が11点以上だとSASの疑いが強いです。
以下の8つの状況を想定した場合に、眠くならない(0点)、まれに眠くなるときがある(1点)、時々眠くなる(2点)、眠くなることが多い(3点)の4段階で点数をつけてください。
① 座って読書しているとき
② テレビを見ているとき
③ ひとが大勢いる場所(会議など)で座って何もしていないとき
④ 1時間ぐらい車に乗せてもらっているとき
⑤ 午後横になって休憩しているとき
⑥ 座って誰かと話しているとき
⑦ 昼食後静かに座っているとき
⑧ 運転中、渋滞や信号待ちで停まっているとき
SASでは、以下の危険性が上がるといわれています。
高血圧症の発症・・・通常の2倍
狭心症・心筋梗塞などのリスク・・・通常の3倍
脳血管障害のリスク・・・通常の4倍
特にいびきが強い場合、心筋梗塞の発生が4倍
交通事故・・・一般のドライバーの7倍
当院では、携帯型簡易検査装置を用いた自宅検査によるSASの診断と、CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)を行っています。
担当医師 | 加地 展之 |
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お申し込み | >>メールフォーム |
診療内容 | 眠気についての問診、内科診察、閉塞型睡眠時無呼吸のCPAP療法、精密検査が必要な場合の医療機関への紹介 |
検査 | 身長・体重・BMI(肥満の指標)測定、血圧測定、簡易検査(自宅で検査します)。 必要に応じて血液検査、心電図、心エコーなど。 |
費用 | 原則として保険適応 |
パルスオキシメーター(血液中の酸素飽和度と脈拍をモニターする装置)と呼吸センサーを用いて、睡眠時無呼吸症候群の有無と、その重症度の見当をつける簡易検査法です。終夜睡眠ポリグラフ検査ほど詳細で正確な診断はできませんが、睡眠時無呼吸のスクリーニングができ、重症の場合は即治療を開始できます。入院の必要はなく、装置をお貸しして自宅で実施できます。
当院では上記の簡易検査の他に
睡眠検査も実施しています。
睡眠時の脳波を測定して
睡眠の質を分析します。
詳しくは下のイラストを
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