AGAとは、Androgenetic Alopecia の略で「男性型脱毛症」のことです。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態で、思春期以降に額の生え際や頭頂部が薄くなっていきます。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられており、脱毛の進行パターンは様々なパターンがあります。
何もせずに放っておくと毛髪の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
そのため、AGAは早めのケアが大切です。
毛髪は約10万本あると言われ、伸びては抜けを繰り返し健康な人でも毎日50~100本が自然に抜け落ちます。
髪の毛には「ヘアサイクル」があって、成長、退行、休止期があります、AGAの人はこの成長期が短くなるため、髪の毛が太く長く成長しないうちに抜けてしまいます。
AGAでは通常薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包という器官が存在している限り髪の毛は太く長く育つ可能性があります。
決して諦める必要はありません。
健康な成人男性の場合、成長して抜け落ちるまでのヘアサイクルが3~6年と言われていますが、AGAを発症すると半年~1年と大幅に短くなります。
治療薬の服用を始めると、細胞の働きが活発になり一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。抜け毛が増えると心配になる方は多いと思いますが、これは薬が作用している証拠でもあります。
初期脱毛は早い方だと10日ほどで始まり、1か月半程で収まるのが一般的です。
AGA治療薬は乱れたヘアサイクルを正常化させることで薄毛の進行を予防しますが、効果を実感するまで平均6ヵ月ほど時間がかかります。
AGA治療薬の副作用
①性欲減退
性欲減退が起きる確率は「プロペシア」では1/1000「ザガーロ」でも1/
100と極めて少なくなっています。
②肝機能障害
服用した薬の多くは肝臓で分解されるので、プロペシアやザガーロに限ら
ず全ての薬で起こりうる副作用です。
元々肝硬変や肝炎などの持病が無ければ、治療薬の服用による肝機能障害
は可能性が低いと考えらるでしょう。
プロペシア 1錠:300円
(ジェネリック:フィステナリド 1錠:200円)
ザガーロ 1錠:330円
(ジェネリック:デュタステリド 1錠:210円)
医師の判断により検査が必要になる場合があります。